SUV人気のアメリカでスポーツカーを買うのは、45歳以上と判明

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アメリカのリサーチ会社がちょっと面白いこんなリサーチ結果を発表した。SUV人気が続いているアメリカでは若者のスポーツカー離れが激しい、といわれている。それを実際に証明するような調査結果が発表されているのだ。

スポーツカー=若者のクルマ、という発想はもう古い。現在スポーツカーを愛好しているのは40代以上の世代なのである。しかもこの世代のスポーツカーの愛好度はむしろ10年、20年前と比べても顕著に進んでいるのだという。

実際の販売リサーチによると、スポーツカーを購入する人々の実に35%が45歳から54歳の年代に集中している。年代別によるスポーツカー購入者の割合は以下の通り。

18 - 24歳=2.5%
25 - 34 歳=15.5%
35 - 44 歳=27.7%
45 - 54 歳=35.7%
55 - 64 歳=13.2%
65 - 74 歳=4.3%
75 歳以上=1.1%

こうした結果の出る理由のひとつとしてはこの45歳からの世代はベビーブーマーに属しており、人数が多い上に年代が上がって年収も増え、比較的高額なスポーツカーに手が届くようになった、というのが大きいと考えられている。

ところでこうした世代に人気の高いスポーツカーのリストもあげられているのだが、やはりこちらはマスタング、コルベットが圧倒的に上位を占める。日本のメーカーは驚くべきことに、三菱のエクリプスがベスト5にようやく入っているだけ。やはりこの世代、アメリカンスポーツへの志向が高いようである。

《土方細秩子》

《Sachiko Hijikata, US editor》

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