運輸省、ITS産業育成のための規制廃止を決定

自動車 社会 社会

運輸省は、ITS(高度道路情報システム)関連機器や雨滴感知器などを自動車の前面ガラスを添付する場合に運輸大臣の指定義務付けを廃止した。ITS関連産業を育成するために、規制を撤廃していく。

道路運送車両法の保安基準では、運転者の視界確保の観点から、自動車の前面ガラスは指定を受けたもの以外添付が禁止されており、ETC(ノンストップ自動料金収受システム)などのITS関連機器や雨滴感知器などを装着する場合、その装置と自動車の組み合わせについて運輸大臣の指定を受ける必要があった。

運輸省では、交通流の円滑化が目的のITS機器は運転者に必要な視界を確保した上で申請無しで添付できるよう添付範囲を設定し、ITSの活用する環境を整備する方針だ。

申請無しで添付が可能な機器はETCや道路交通情報通信システム(VICS)などのアンテナ、道路や交通状況の情報収集のためのCCDカメラ、雨滴量感知器など定められたもの。添付できる範囲は室内後鏡の裏側で運転者が視認できない範囲や前面ガラスの運転上必要な視界領域以外の範囲。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集