外資系国産メーカーまた誕生、スバルの富士重工がGM資本受け入れ

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富士重工業(スバル)と米ゼネラル・モーターズ(GM)は10日に都内で会見し、資本関係を含む包括提携を発表した。GMが情報・環境分野で富士重をサポートする一方、富士重の4駆や無断変速機(CVT)技術をGMグループで活用する。このほか、生産・販売面でも広範囲の協力関係を築く。

GMは富士重の第三者割当増資を引き受け、出資比率20%の筆頭株主になる。富士重に対してフォードなど世界の大手メーカーが提携を打診するなか、同社は (1)自社の駆動技術がGMグループに高く評価された (2)ITS(高度道路交通システム)や環境技術などで先行するGMの支援を受けられる——点を考慮し、GMの出資を受け入れた。

一方で富士重は「当社を救済してもらうわけではない」(田中毅社長)と経営の自主性を強調、GMも「もう提携先を支配するという手法は通用しない。我われは提携先の独自性を守ったほうが提携効果が出ることを学んだ」(リチャード・ワゴナー社長)と資本による支配を否定した。

今後、両社は具体的な提携内容について専任組織を設けて話し合う予定。富士重の生産拠点や国内販売網をGMが利用するアジア地域で富士重の車をGMブランドで販売——などのほか、部品調達からインターネット販売まで、相乗効果を引き出せる分野なら積極的に協力しあう。一方で同じGMグループとなった富士重、スズキ、いすゞの協力関係も進みそうだ。
《編集部》

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