●自分だけの個性的な1台に
ミニには幅広いオプションが設定されていて、オーナーはそれぞれの個性に合わせてカスタマイズすることができる。それらには、多くのカラー・チョイス、様々なボディー・キットやスポイラーが含まれている。
そしてヴェバストが奇抜なツイン・サンルーフを開発したとの噂があるが、写真では確認できていない。
トップモデルのクーパーSは、シートヒーター、トラクション・コントロール、タイア空気圧モニター、エアコン、パーキング・ディスタンス・エイド、オンボード・コンピューターなど幅広い追加装備が設定されている。
●これが最新情報!! 気になる価格設定
ロ−バーの親会社であるBMWの首脳は、新型ミニの来年末からの発売を控えて価格設定を見直した(速報既報)。当初BMWは、大きくより高機能となる新型ミニの最低価格は1万2000ポンド(208万円)ぐらいになると言っていた。現行は9300〜1万ポンド(174万円)で販売されていて、大きく性能が向上した新モデルは割増価格に値すると主張していた。
しかし業界の多くのエキスパートたちは、そのような高い価格では大量販売は難しいと思った。特に手頃な価格のファミリーカーとしてのイメージが残るイギリスにおいてだ。そこでBMWは当初の価格方針を詳細に検討したようだ。あるインタビューで、BMWのワールドワイド・セールスの責任者であるヘインリッチ・ヘイトマンは、「実情にそぐわない価格はつけない」と説明している。
具体的な価格は検討中だとして明かさなかったものの、ヘイトマンはエントリー・レベルのモデルには1万ポンド(174万円)ぐらいの価格を目標としているようだ。BMWでは、クーパーとクーパーSの高性能仕様では、より高い1万2000〜1万7000ポンド(208〜295万円)の価格設定は正当だと考えている。
BMWは最近、25と45の価格も旧モデルの200と400から値上げしないと決定しており、新型ミニの価格の見直しもこれと同じ価格戦略に付随するものだ。ヘイトマンはローバーにたいして、イギリス市場のシェアの6.5%を確保することを急務とした。1994年にBMWがローバーを買収したときは15%だったのだ。
ヘイトマンはローバーのシェアを10%まで引き戻す決意だと言ったが、次のように付け加えた。「現行モデルで達成できるか、もしくは次世代となるかは、やってみなければ分からない」