RX-EVOLVは、スポーツカーでありながらドアが4枚ある。しかし、リアドアのヒンジは後ろにあり、センターピラーは存在しない。いままでも多くのコンセプトカーで採用されてきた手法だが、先行商品企画の田中氏は「このドアは実用化できるレベルにまでなっている」という。センターピラーレスでリアドアが後方へ開くメリットは、室内へのアクセスが簡単という点だ。 衝突安全性の確保については、まったく問題がないという。AピラーとCピラー、ルーフ、フロアのクロスメンバー、ドアのフレームにハイドロフォーム成型の部材を入れており、ドアを上下でがっちり固定することによって、ドア自体がボディシェルの働きをするという。
唯一の課題は、走っているときに突然開いた場合などのフェールセーフ機構。もし走行中にリアドアが開くと、風圧でドアが外れることも考えられる。いちおう、電気的に車内から開けられるのは、フロントのドアが開いている状態のみ、となっているが、まだ完全ではないようだ。 |
【東京モーターショー出品車 RX-EVOLV Ver. 12】ピラーレス観音開きドアは、次世代の主流となる
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